虫のお話

仙台周辺の昆虫とか

2019-01-01から1年間の記事一覧

ヒラタクワガタ二世

生態系の研究をしていた父が亡くなり、しばらく虫の世話を疎かにしていたら、ヒラタクワガタ達が羽化していた。 蛹室の痕跡や脱皮した皮を観察していたら、変態(趣向じゃなく生物学的な意味)ってすごいなぁ、と無性に感じた。 父の研究メモを見てたら、単位…

クロカタゾウムシの羽化

クロカタゾウムシが蛹化してから4週間くらいで羽化した。 流石のクロカタゾウムシも羽化してから何も食べてないと、ふにゃふにゃで柔らかい。かなり時間が経っても柔らかいままなので、テネラルだから柔らかいとも思えない。 硬いと思い、いつも通りに摘んだ…

宮城県のキイロスズメ

ヤマノイモのむかごを採ってたら、キイロスズメ の幼虫がいた。宮城県が北限ということで数は少ない。ぼかしがかかった素晴らしい模様。触ったら亀のように頭を体に引っ込める。イモムシは気持ち悪いと言う人が多いけど、かなり可愛いと思う。

謎のイモムシ

月山の標高1300m付近で、謎のイモムシに出会った。ハバチかな?こんな綺麗なイモムシだからネットに情報があるだろうとスルーしたけど、下山してから調べても分からなかった。腹部がオレンジで、背中は黒の中に青が浮かび上がる。気になる。飼育すれば良かっ…

クロカタゾウムシの幼虫と蛹

クロカタゾウムシの幼虫がいるであろう人参とサツマイモが腐ってきたので、新しい人参に移してやろうとほじくってみた。 人参の中には幼虫が1匹。大きい人参なのに、たった1匹でこんなに食べ散らかすとは。新しい人参に穴を開けたら、そこからシャキシャキと…

タイワンツノカナブンの角

タイワンツノカナブン、この角の意味が分からない。写真じゃ分からないけど、頭部にもう一本生えている。このカナブンの角は闘争用には見えない。 死ぬ前に、あの角は何なんだったんだろう…なんて気になりだしたら、死んでも成仏できない。

台湾、先島諸島の昆虫

台湾と先島諸島。近いから、共通する昆虫もちらほら。けどキボシカミキリの柄は随分違う。上が台湾、下が与那国。与那国のは派手。 台湾の宝石のようなカタゾウムシ達、いつか見てみたい。 石垣で捕まえ飼育中のクロカタゾウムシ、人参やらサツマイモに大き…

台湾で見た昆虫達

台湾の昆虫達。昆虫メインの旅行では無いけど、つい探してしまう。 オニツヤクワガタ沢山いた。デカくてツヤツヤ。 サビクワ、コカブト、アカマルバネも沢山。 何と、タイワンテナガコガネも見ることが出来た。道路で轢かれてるのもいたので、数は多そう。 …

ラデンキンカメムシは綺麗

台湾に来てみた。仙台直行便で片道4千円弱。avisでレンタカー借りてとりあえず九份、十份に。滝の歩道でラデンキンカメムシ(多分)を見つけて、観光地を見るより興奮した。九份がこんな山だとは思わず、観光するより虫探したくなる。ラデンキンカメムシは沖縄…

ウスバカマキリ綺麗

宮城県大和町で、ウスバカマキリの褐色タイプを発見。褐色タイプは数が少ないのか、目立たないから見つけられなかったのか、初めて見た。褐色というか、枯れ草色、カーキ色。小顔で透明感がある上品なカマキリ。緑もカーキもどちらも素敵。

チャマダラエダシャク

鳥海山に行ってきた。 チャマダラエダシャクが吸蜜中。新種のチョウを発見したかと思った。この模様、よく見ると凄すぎる。日本の鱗翅目ではトップクラスの美しさ。

シロマダラ臭

山形でシロマダラ発見。今年2匹目。夜行性の為、夜の山に行く物好き以外は見る機会ぎ無いだろうけど、数が少ないとは思えない。幻のヘビという言葉が先行してる印象。 個体差あるだろうけど、アオダイショウよりは臭くないと思う。苦手な臭いだけど、つい嗅…

特大オオクワガタのメスが、

早朝、山形の山道を車で走ってた時のこと。 ん?早く歩くガムシがいるぞ?と思って車から降りたら、大きなオオクワガタのメスでした。 単4電池より大きいし、早速ホームセンターでノギスを購入し測ってみると47mm。正しい測り方分からないけど、顎とか伸ばせ…

ヤマトシリアゲ

最近、週2で山形にあるブナの原生林に通ってる。大きなコアオマイマイを追いかけてたら、水溜りに潜り逃げてしまった。まさか潜るとは。 樹洞や朽木をルッキングしてたらオオクワやスジクワがいた。灯火採集してる人が多いけど、木にいる本来の姿を見てほし…

大きなハムシ達、私の夢

最近見た大型のハムシ達。上から、オオルリハムシ 、ドロノキハムシ、オオサルハムシ、オオミドリサルハムシ。この中で累代飼育に成功したのはオオルリハムシだけ。4代続けて飼育したけど、今年は温度管理を誤り記録ストップ。 写真からも分かる通りハムシは…

ヨコヤマヒゲナガカミキリって

ブナの原生林を歩いていると、たまにヨコヤマヒゲナガカミキリに出会う。ブナの樹皮に擬態して溶け込む様子は素晴らしいけど、カミキリ単体で見ると地味。なぜあんなに人気があるんだろ。宮城県にて。 山形ではヒトツメオオシロヒメシャクを見つけた。大きく…

シロマダラ

山形の林道でシロマダラを発見。幻のヘビと言われてるけど、個人的にはよく見かける。なかなか攻撃的な個体だった。 しかし、今年は天気が悪すぎる。昆虫ベストシーズンである7月が雨のまま終わろうとしている。仙台は気温も低く、全く夏が来た気がしない。…

八重山の虫

与那国中を廻り、ノブオオオアオコメツキがたくさん集まる木をようやく見つけた。そこは夜でも雨でも数匹いる。逆に他にはあまりいない。 石垣のヨツモンオオアオコメツキは集まることがないのか、2匹以上いる木は少なかった。単に生息密度が少ないのかも。 …

ヨナグニサンは神秘的

ヨナグニサンの交尾。今日は偶然にも2組の交尾シーンに出会った。昆虫人生で1番嬉しかったかもしれない。 小さな島の中で局地的に生存している。30羽ほど確認出来たけど、ちょっとしたことでバランスが崩れ絶滅しないか心配。夜、突然目の前に現れ、木々の隙…

碁石模様の蝶って

ゴイシシジミ。可愛い。ネーミングセンスかいい。もし私が命名者だったならば、どうしていただろう。ゴマダラシジミとか、安易な名前になってしまう。

虫との思い出話

去年、亡くなった虫達を納棺。 赤ちゃんから育てたアカスジキンカメ。アオウバタマムシは飛んでるのを追いかけ、8m網でダイビングキャッチ。エゾマイマイカブリはオオルリオサムシだと思いドキドキしながら採集したけど、負けないくらい綺麗だった。オオセン…

ユキグニコルリクワガタと黒山椒魚

またまた山形。月山では相変わらずユキグニコルリクワガタがぷんぷん飛び交ってた。気配を感じるとピタッと止まり、ポトッと落ちる。だけど交尾中は逃げない。自分の命よりも子孫を残すことが優先。ファーブルの言う本能のスイッチなのかもしれない。 池では…

ユキグニコルリクワガタとか

山形をうろうろ。月山でジムグリに出会った。威嚇してくれて可愛い。 ユキグニコルリクワガタはゴミムシみたい。動きが早く見た目も似てるけど、ちゃんとクワガタの動き方してる。 ドロハマキチョッキリがうじゃうじゃいた。美しいけど、うじゃうじゃいると…

ナナフシの卵はパカッて開きそう

飼ってたヤエヤマツダナナフシが卵産んでたけど、この暑さでもなかなか出てこない…。 卵のマンホールのような所、ポコって取って中を確認したい… 下の写真が西表にいたお母さん。標本にする際、お腹開けたら産み残した卵が一つ出てきた。 それ以外はほぼ空っ…

赤ちゃんトビナナフシのお話

作並温泉にいたシラキトビナナフシの赤ちゃん。多分。 とても可愛い…いつまでもこのままでいてほしい…けど大きく育った姿も見たい…というジレンマ。 これを可愛いと思わない人が大半だろうけど。 たまに、虫好きを馬鹿にされる。 こちら側は虫嫌いを馬鹿にし…

140匹のフェモラータオオモモブトハムシのお話

三重から持ってきた葛のゴールから大量発生した様子。140匹。 ゴールはきちんと処理しないと。万一、中に虫が潜んでいたら大変なことになる。三重に行って、想像以上の範囲、密度で定着してたのはショックだったが、あらためて昆虫の適応能力を実感した。安…

女王蜂様が崩御なされた

ようやく春になったのに大きな女王蜂が死んでいた。無念だろうなぁ。しかし綺麗な死に顔。事件性は感じられない。死因を特定してみたい。そしてどんな最期だったのか。 今日は青葉山でイタヤハマキチョッキリの揺籃作りをずっと見てた。数ミリの虫がなんであ…

腹ぺこオオルリハムシのお話

累代飼育してるオオルリハムシ(日本海側と太平洋側のMIX)が予定より早く出てきた。 温度管理に失敗した。 餌のシロネ確保できないから弱ってる。羽化したてのハムシは柔らかくお腹がオレンジ色をしているが、何も食べてないからか一週間たっても体が固まらず…

宮城の虫とか

知識は乏しいけど昔から生き物が好き。仙台中心に探して見て触れて、気になる虫は飼育してみたり。備忘録として虫のこととか書いてみようかと。写真は我が家の手乗りカメムシ。可愛い顔してる。