虫のお話

仙台周辺の昆虫とか

ヒラタクワガタ二世

生態系の研究をしていた父が亡くなり、しばらく虫の世話を疎かにしていたら、ヒラタクワガタ達が羽化していた。

蛹室の痕跡や脱皮した皮を観察していたら、変態(趣向じゃなく生物学的な意味)ってすごいなぁ、と無性に感じた。

父の研究メモを見てたら、単位面積当たりの葉や花の数(虫食いの葉まで細分化)、丁寧なスケッチがあり、好きじゃなきゃ出来ないなぁと思った。その合間に学生達とのエピソードも記録されていたり。少し短かったけど、幸せな人生だったに違いない。

いつ死ぬか分からないので、この一度きりの人生を大切にしないと。人生の尊さが理解できれば、別の人生を歩んでいる他人も思いやることが出来るから、戦争や犯罪も減るのに。イマジン。