虫のお話

仙台周辺の昆虫とか

虫の決断

大和町のブナ林を歩いていると、藪の向こうに湿地が見えた。オオハンミョウモドキが好きそうな環境だ。

どこから行こうかとルートを探していると獣道を発見。おそらくイノシシが泥浴びに通う道だろう。獣道はマダニが多そうだな…と思いつつ、湿地に向かうことにした。

湿地に到着。猪が泥浴びをした跡がある。クモの巣だらけにはなったが、幸いマダニは付いていない。

少し探すとオオハンミョウモドキを発見。追いかけながら観察していると水際に到達。オオハンミョウモドキは少し躊躇した後、水の中に飛び込んだ。まさか泳げるのかと思いきや、すぐに溺れている。可哀想なので直ちに救出。

もっといないかと探すと、もう一匹発見。これも追いかけていると、また水の中に飛び込み溺れている。

水際で一瞬躊躇するのは、一か八かで水の中に飛び込むか、それとも捕まるか、小さい昆虫も判断しているもいうことだろう。

このピンボケ写真は追い詰められたところ。この後、決死のダイブをする。

山ではアオバトコマドリが鳴いていてた。

ブナの倒木にキマワリの幼虫がいたので飼育しようと持ち帰ったがすぐ死んでしまった。