虫のお話

仙台周辺の昆虫とか

ヨコヤマヒゲナガカミキリって

ブナの原生林を歩いていると、たまにヨコヤマヒゲナガカミキリに出会う。ブナの樹皮に擬態して溶け込む様子は素晴らしいけど、カミキリ単体で見ると地味。なぜあんなに人気があるんだろ。宮城県にて。 山形ではヒトツメオオシロヒメシャクを見つけた。大きく…

シロマダラ

山形の林道でシロマダラを発見。幻のヘビと言われてるけど、個人的にはよく見かける。なかなか攻撃的な個体だった。 しかし、今年は天気が悪すぎる。昆虫ベストシーズンである7月が雨のまま終わろうとしている。仙台は気温も低く、全く夏が来た気がしない。…

八重山の虫

与那国中を廻り、ノブオオオアオコメツキがたくさん集まる木をようやく見つけた。そこは夜でも雨でも数匹いる。逆に他にはあまりいない。 石垣のヨツモンオオアオコメツキは集まることがないのか、2匹以上いる木は少なかった。単に生息密度が少ないのかも。 …

ヨナグニサンは神秘的

ヨナグニサンの交尾。今日は偶然にも2組の交尾シーンに出会った。昆虫人生で1番嬉しかったかもしれない。 小さな島の中で局地的に生存している。30羽ほど確認出来たけど、ちょっとしたことでバランスが崩れ絶滅しないか心配。夜、突然目の前に現れ、木々の隙…

碁石模様の蝶って

ゴイシシジミ。可愛い。ネーミングセンスかいい。もし私が命名者だったならば、どうしていただろう。ゴマダラシジミとか、安易な名前になってしまう。

虫との思い出話

去年、亡くなった虫達を納棺。 赤ちゃんから育てたアカスジキンカメ。アオウバタマムシは飛んでるのを追いかけ、8m網でダイビングキャッチ。エゾマイマイカブリはオオルリオサムシだと思いドキドキしながら採集したけど、負けないくらい綺麗だった。オオセン…

ユキグニコルリクワガタと黒山椒魚

またまた山形。月山では相変わらずユキグニコルリクワガタがぷんぷん飛び交ってた。気配を感じるとピタッと止まり、ポトッと落ちる。だけど交尾中は逃げない。自分の命よりも子孫を残すことが優先。ファーブルの言う本能のスイッチなのかもしれない。 池では…

ユキグニコルリクワガタとか

山形をうろうろ。月山でジムグリに出会った。威嚇してくれて可愛い。 ユキグニコルリクワガタはゴミムシみたい。動きが早く見た目も似てるけど、ちゃんとクワガタの動き方してる。 ドロハマキチョッキリがうじゃうじゃいた。美しいけど、うじゃうじゃいると…

ナナフシの卵はパカッて開きそう

飼ってたヤエヤマツダナナフシが卵産んでたけど、この暑さでもなかなか出てこない…。 卵のマンホールのような所、ポコって取って中を確認したい… 下の写真が西表にいたお母さん。標本にする際、お腹開けたら産み残した卵が一つ出てきた。 それ以外はほぼ空っ…

赤ちゃんトビナナフシのお話

作並温泉にいたシラキトビナナフシの赤ちゃん。多分。 とても可愛い…いつまでもこのままでいてほしい…けど大きく育った姿も見たい…というジレンマ。 これを可愛いと思わない人が大半だろうけど。 たまに、虫好きを馬鹿にされる。 こちら側は虫嫌いを馬鹿にし…

140匹のフェモラータオオモモブトハムシのお話

三重から持ってきた葛のゴールから大量発生した様子。140匹。 ゴールはきちんと処理しないと。万一、中に虫が潜んでいたら大変なことになる。三重に行って、想像以上の範囲、密度で定着してたのはショックだったが、あらためて昆虫の適応能力を実感した。安…

女王蜂様が崩御なされた

ようやく春になったのに大きな女王蜂が死んでいた。無念だろうなぁ。しかし綺麗な死に顔。事件性は感じられない。死因を特定してみたい。そしてどんな最期だったのか。 今日は青葉山でイタヤハマキチョッキリの揺籃作りをずっと見てた。数ミリの虫がなんであ…

腹ぺこオオルリハムシのお話

累代飼育してるオオルリハムシ(日本海側と太平洋側のMIX)が予定より早く出てきた。 温度管理に失敗した。 餌のシロネ確保できないから弱ってる。羽化したてのハムシは柔らかくお腹がオレンジ色をしているが、何も食べてないからか一週間たっても体が固まらず…

宮城の虫とか

知識は乏しいけど昔から生き物が好き。仙台中心に探して見て触れて、気になる虫は飼育してみたり。備忘録として虫のこととか書いてみようかと。写真は我が家の手乗りカメムシ。可愛い顔してる。