虫のお話

仙台周辺の昆虫とか

ベニカメノコハムシ幼虫の飾り付けを観察

カメノコハムシの幼虫は糞や脱け殻を身に付けて身を守るものが多い。

特に、ベニカメノコハムシの幼虫は長い毛のようなものを付けている。よく見ると、毛が付いた脱け殻が重なっているようだ。これを数えると、この写真の幼虫は3~4令と分かる。

この毛はどのように出来るのか、仮説を立ててみた。

糞を毛の先に付けて伸ばしていく為には、自分の体以上に長い肛門が必要になるため、これは現実的ではない気がする。

金魚の糞のように肛門にぶら下げて、長く伸ばしてから背中に移植するんじゃないだろうか。

きっと、幼虫を見れば、肛門で糞を伸ばしている個体がいるに違いない。

ということで、小さい幼虫を一匹一匹確認すると、やはり肛門で毛を作っている最中のものがいた。

ボヤけた写真で申し訳ないけど、肛門から毛が伸びているのが見えると思う。

孵化したばかりの幼虫は、きっと毛が1本だけなのかもしれない。これを見たくて探したが、既に何本か毛を生やしたものばかり。

いつか見てみたい。

カメノコハムシはとても興味深い。